2023/12/18

「“本能的”で“泥くさい”のが魅力」飲食店の店長から鉄道土木へ Chance Making Story #09  宮原勘次さんのStory

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30歳は人生のターニングポイントと言われる。

就職から10年ほどが経ち、結婚・出産などのライフイベントも重なるタイミングで、キャリアパスを見直しはじめる人も多くなるからだ。

飲食業界から建設業界へと転職した宮原勘次さんもその一人。30代を迎え、将来的な家族設計を考えたときに、成長が見込める業界で手に職をつけたいと、まったくの未経験から建設業界へと転職した。

これまで積み上げてきたスキル・経験が通用しない世界へと身を移すことにはリスクもある。だが、宮原さんはその実直な性格で現場に携わる人々からの信頼を得て、自身も1級土木施工管理技士補に合格。新たなキャリアを一歩ずつ歩んでいる。

その努力が認められ、現場で働く社員の表彰制度『WILLCON AWARD』(※)を受賞した。
※WILLCON AWARD:期間中にもっとも活躍した社員を表彰する制度で、自薦・他薦問わずに応募が可能。

未経験から“鉄道土木”の道へ

――今回はMVP受賞おめでとうございます。率直に受賞した気持ちはいかがでしたか?

嬉しかったですね。頑張りが認められたんだなと。私自身、5年前に入社したときには施工管理について何も分からなかったんですが、その当時の苦労も含めて認めていただいたのかなと思っています。

――これまで、どのような工事に携わってきたんですか?

入社以降、いわゆる“鉄道土木”に携わってきました。最初の現場は駅のホームドア設置工事、次の現場は鉄道新線のシールド工事でトンネルを掘りました。

いまは駅の“連続立体交差事業”と呼ばれる、鉄道を高架化して道路と交差させる工事を担当しています。鉄道の運行時間外で施工しなければならないため、10年もの工期を要する大規模な工事です

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30代を迎え、将来を見据えて建設業界へ

――前職では何をされていたんですか?

飲食店の店長として、財務から商品管理、顧客管理など、幅広くマネジメント業務をおこなっていました。飲食業界では10年ほど働いていました。

結婚や子育てなどの将来的な家族設計を考えたときに、今後成長が見込める業界で手に職を付けたいと思い、30代を迎えたタイミングで転職を検討し始めました。

そんなとき、たまたまYouTubeを観ていたら、ウィルオブ・コンストラクションが上げていた「施工管理技士は給与が良い」という動画を観て、興味を持ちました。半信半疑ではありましたが(笑)。モノづくりにも興味があったので、建設業界へ挑戦することに決めました。

また、同じ技術職でも、ITエンジニアは文系出身の私にとってハードルが高く感じられたため、建設業界に絞りました。

それから、未経験から挑戦するには、まずは派遣からが良いという話を聞いていたので、ウィルオブ・コンストラクションに相談しました。

――30代から未経験の業界への転職で不安はありませんでしたか?

もちろん不安はありました。やはり体力的にキツそうなイメージでしたから。一般的に建設業界と聞くとまず作業員を思い浮かべると思うんですけど、私も施工管理と聞いてもイメージが湧かなくて。研修でも「作業するんですか?」って聞いた記憶があります。

実際に働きはじめてからも、想像していたよりも分からないことが多くて、話にもついていけなくて苦労しましたね。

――右も左もわからない状況をどうやって乗り越えてきましたか?

やっぱり知識をつけていくしかないですね。色んな人に聞いたり、自分で調べたり。3年目ぐらいから「これ前にもやったことあるな」っていうのが出てきて、この業界でやっていけそうだなと自信がついてきました。

土木は”泥くさい”ところが大きな魅力

――仕事のやりがいはどこにありますか?

やっぱり工事がうまくいった時ですね。杭1本立っただけでも嬉しいんですよ。図面に書いてあるとおりに完成すると嬉しいんですよね。たとえ、それが全工程の中の数千分の一のことだったとしても。

あと、土木は建築と違って“本能的”というか、“泥くさい”ところがいいですね。 トンネルを掘ったりと規模の大きさも魅力です。

それに、鉄道土木は土木だけでなく建築的な要素も大きいので、幅広く携われることはやりがいに感じています。

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――今後の目標を教えてください。

1級土木施工管理技士補には合格しているので、まずは1級土木施工管理技士となることです。

そして、現場の経験を積みながらステップアップしていって、大きな事業を動かせるような技術者になっていきたいですね。

――最後に、若い方に向けてメッセージをお願いします。

最初は道具一つとっても、何なのか分からないと思います。ただ、今の現場にも20代の若い方が多くいますが、やっぱり若いほうが知識の吸収力は高いですね。なので、臆せずどんどんチャレンジしてほしいです。

あと、現場監督として働くためには、まずはコミュニケーションが大事だと思います。中には、なかなか周りとコミュニケーションが取ることに慣れていない方もいるかと思いますが、現場では目立ってなんぼです。

前に出て、どんどんアピールすることを意識すれば、未経験からでもきっとうまくいきますよ!

宮原勘次さんプロフィール

飲食店の店長などを経験したのち、2018年にウィルオブ・コンストラクションへ入社。以降、一貫して鉄道土木に携わる。

宮原勘次さんのStoryはこれからも続きます。
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株式会社ウィルオブ・コンストラクションでは、
これまで多くの建設技術者の方々の転職活動をサポートしてきました。
当社を通じて転職に成功された方々の事例の一部をご紹介します。

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