2025/09/16

ヘルメットの下は、とびっきりの笑顔。ディズニーで学んだ「魔法」を現場でも Chance Making Story #31  藤村 玲奈ミサキさんのStory

cms-top

華やかな空港、夢だったディズニーワールド。そのきらめく世界の次に彼女が選んだのは、建設業界だった。

データセンターの新築工事に携わる、藤村 玲奈ミサキさん。

働く場所は変わっても、「自分が笑えば、相手も笑う」という信念は変わらない。今日も彼女の笑顔が、現場に温かな光を灯している。

――これまでの経歴、珍しいですよね。

そうですね。専門学校のキャビンアテンダント科を卒業してから、成田空港とスイスの空港でグランドスタッフとしてゲートでの接客や搭乗案内をしてましたね。

その後は、もともとフロリダにあるディズニーワールドで働きたかったので、思い切って転職したんです。余談ですけど、ディズニーワールドの面接ってすごいんですよ。7次面接まであったんです。6次面接のときには本社の方が来て、「Are you ready?」って言うから何が始まるのかと思ったら、「今から好きなディズニーの曲を3曲アカペラで歌って」って言われて(笑)。

それをなんとか突破して、フロリダのディズニーワールド日本館にある鉄板焼き屋さんで、エンターテイメントを織り交ぜながら調理をしていました。ありがたいことにマネージャー職までいけたんですけど、このポジションが目標だったので、達成感と同時に目標がなくなっちゃって。私、目標がないと頑張れないタイプなんですよ。

ディズニークルーズとか、いろんなお声がけももらったんですけど、一度接客からは離れようかな、ついでに日本に帰って働こうかなと思って、帰国しました。じゃあ何やろう?ってなったときに本当に困って…。でも、人に何かを教えるのは好きだったので、学童保育の英語教師として働くことにしたんです。そこでも教室内の責任あるポジションに選んでもらって、「この仕事もやり切ったな」と思ったタイミングで、ウィルオブ・コンストラクションに転職しました

きっかけは、夢の国の”裏側”

――なぜ突然、建設業界に?

きっかけは、ディズニーで新アトラクションの建設現場を見たことでした。「こういう華やかなエンターテインメント施設も、工事を経て作られているんだ」と、ごく初歩的な興味から、「工事ってどうやって進められていくんだろう?」と次第に深く知りたいと思うようになって、施工管理という仕事があることも知りました。

それからメインステージに立つのではなくて裏で支える側へキャリアチェンジするのも面白いんじゃないかと思って求人情報を探したときに、求人情報を見たら一番最初に出てきたのがウィルオブ・コンストラクションだったので、一番最初に受けてそのまま入社しました(笑)。

――いまがどんな仕事を担当していますか?

データセンターの新築工事で、電気設備を担当しています。業務内容は、基本的には書類仕事がメインです。ちょうど1棟目が建ち終わったので、竣工検査に立ち会ったり、現場で施工写真を撮ったり、時にはマンホールに入って配管貫通を管理したりもしますね。

データセンターの中は”22世紀”みたい

――これまでとはまったく違う仕事ですが、働いてみて楽しいですか?

新しいことを学べているので楽しいですよ。入ったときは手順書も作ったことがなかったですけど、現場がどういう感じで進んでいくのかとか、自分が知りたかった「裏側」をちょっとずつ学べているので。私は電気設備の担当ですけど、鳶や外構の方、クレーンを運転している方とか、本当にいろんな人からお話を聞けるので毎日が勉強になります。

あと、データセンターの中ってすごいんですよ。サーバーがずらーっと並んでいて、22世紀にタイムスリップしたような感覚です。だから、入館のセキュリティもめちゃくちゃ厳しくて。たとえば、ヘルメットにライトをつけるじゃないですか?入館するときは、そのライトを一度解体して「中に記録媒体を隠し持ってないか?」ってチェックされるんです。靴も、中敷きを全部取って金属探知機で確認されたり。空港以上に厳しいですね。

――逆にキツかった経験は?

残業ですね。データセンターは建物内の仕事なので夜間でも作業できますし、日中だと他の業者さんとの兼ね合いでブレーカーを落とす作業ができなかったりするので。

母の教えがくれた「笑顔」という武器

――働くうえで大切にしていることは?

「人は自分の鏡。自分が笑えば相手も笑う」がモットーです。

小学生の頃はすごい恥ずかしがり屋だったんですよ。本当に人見知りで。緊張しちゃうと話すこともできなくて、常に誰かの後ろに隠れていて。そんな姿を見た母が「そんなんじゃ生きていけないよ。自分が笑えば、相手からも返ってくる。女の子は愛嬌だよ」って言ってくれて。それを今でも意識してます。だから、所長とか部長にも、めちゃくちゃフランクに絡みにいってますね。ツンツンってしたり(笑)。現場はカタいところもあるし厳しいけど、それを和らげるのが私の仕事の一つかなって思ってます。

――コミュニケーションが苦手な人にアドバイスはありますか?

「完璧主義を捨てること」ですかね。コミュニケーションを取るのが苦手な人って、「間違ってることを言っちゃいけない」とか「言葉遣いに失礼があったらいけない」とか、そういう細かいことを気にしちゃうと思うんです。

分からないことがあったときにも、完璧な質問をしようとして回りくどくなって、結局意図が伝わらなくて、聞き返されて委縮しちゃう、みたいな。

そんなに難しく考えなくていいと思うんです。まずはシンプルに聞いてみることが大事だと思います。

藤村 玲奈ミサキさんプロフィール

空港のグランドスタッフ、ディズニーワールドなどでの勤務を経て、2024年にウィルオブ・コンストラクションに中途入社。データセンターの新築工事現場に配属。

藤村 玲奈ミサキさんのStoryはこれからも続きます。
シェアで建設技術者の応援をお願いします!

チャンスメイキングストーリーとは

株式会社ウィルオブ・コンストラクションでは、
これまで多くの建設技術者の方々の転職活動をサポートしてきました。
当社を通じて転職に成功された方々の事例の一部をご紹介します。

Chance Making Story TOP 

こちらのStoryもおすすめ

Chance Making Story TOP 

私たちは、
仲間を募集しています